若者を中心に人気のあるスノーボードジャンルのひとつ
「グラトリ(グラウンドトリック)」
その魅力は、ゲレンデのどこでも技を繰り出せる自由度の高さと、カッコ良さにあります。
そんなグラトリを楽しむために欠かせないのが「バインディング選び」。
板やブーツにこだわる人は多いですが、実はバインディングの性能次第で技のキレや成功率が大きく変わるんです。
この記事では、グラトリをより楽しく快適にするための2025-2026最新モデルのおすすめバインディング7選をご紹介!
まずは、バインディング選びで重視すべきポイントをわかりやすく解説していきます。

グラトリに不向きなビンディング選ぶと動きにくくなるから要注意!
グラトリバインディングの選び方|5つのポイント
① フレックス(柔らかさ)

グラトリでは「板をしならせる・ねじる」といった動作が非常に多く、バインディングが硬すぎると動きが制限されてしまいます。
柔らかめ~中間の硬さのモデルを選ぶことで、
- 固定感が少なくて動きやすい
- オーリーの高さが出やすい
- 着地時の衝撃吸収がスムーズ
といった恩恵があります。
特に初心者には、柔らかいバインディングが断然おすすめです。
② ハイバックの形状と可動性

ハイバックはかかと側に立っているパーツで、かかと荷重やボードのねじれへの反応性に直結する部分。
グラトリでは次の点に注目しましょう:
- 柔らかいハイバック:手でねじれる位なら楽に動ける。
- 上から見た形が平らに近いか:硬さがあっても形状次第で足は動かしやすくなる。


「平らに近いか、しなやかに動く」どちらかであればグラトリは楽になる!
③ ストラップのフィット感と軽量性
ストラップは「足と板を一体化」させる重要なパーツ。
グラトリでは特に、
- 足首がしっかり固定されてズレないもの
- 軽くて柔らかくて操作の妨げにならないもの
を選ぶことがポイント。
2025年以降の新モデルは、ブーツとのフィット感を重視した3D成型ストラップや、破れにくいインジェクション素材が主流になっています。
ストラップが足にフィットしていると、グラトリ時のパワー伝達も段違いです。
④ クッション性と着地の衝撃吸収

グラトリではジャンプ系や180/360といった回転系トリックも頻繁に行います。
そのため、
- ベースプレートにクッション素材があるか
- EVA素材やジェルパッドなどで衝撃を吸収するか
を確認しておきましょう。
特に硬いバーンでの練習や着地の衝撃が気になる人は、クッション性が高いモデルを選ぶと体への負担も減らせます。
⑤ 重量と反応性のバランス
グラトリにおいては「軽さ=正義」とも言われます。
バインディングが軽いと板操作がしやすく、トリックの精度も上がります。
とはいえ、軽さばかりを求めると反応性やホールド感が犠牲になることも。
理想は、
- 軽量ながらも剛性が必要な部分に強化パーツが入っているもの
- 全体のフレックスバランスが取れているもの
です。
反応性と軽さのバランスが優れたバインディングを選ぶことで、操作性とスタイルの両立が可能になります。
次のセクションでは、これらのポイントを踏まえて厳選した「2025-2026年おすすめのグラトリ向けバインディング7選」を紹介していきます。
自分に合った相棒を見つけて、グラトリの世界をもっと楽しみましょう!
2025/2026グラトリビンディングおすすめ7選
25/26 UNION / ULTRA (ユニオン / ウルトラ)
グラトリユーザーに超人気の軽さと柔軟性を併せ持ったモデル!
最大の特徴は、ボードと接する部分が柔らかいので全方向に足を動かしやすい事。
25/26モデルからは足首ストラップのフィット感も上がって更に使い心地は向上。
プレスを重視する人(乗り系)に特に相性が良いと思います。
ダブルキャンバーや柔らかめのボードと組み合わせがオススメ!

25/26 FLUX / DS (フラックス / ディーエス)
超定番モデルで故障も少ないのがうれしいポイント。
25/26モデルは足首ストラップが更に柔らかくなった。
ベースは比較的少し硬めなので、高さを出したい人やラントリも重視する人と特に相性が良いです。
キャンバーやハイブリッドキャンバー形状と組み合わせたり硬さがあるボードを使いたい人にオススメ!

25/26 BURTON / GENESIS (バートン / ジェネシス)
全てのパーツが最高峰で使い心地抜群。
特にストラップとハイバックの柔軟性がグラトリにも相性が良いです。
衝撃吸収性が良いので激しくグラトリする人やとにかく高級品が好きな人にオススメ!

25/26 DRAKE / RELOAD GT (ドレーク / リロードジーティー)
グラトリの為に設計されたモデル。
最近では珍しい布の足首ストラップはよく馴染んでくれます。
軽くて適度な柔軟性で色んなグラトリとの相性が良いです。
グラトリにはあまり関係ありませんが、昔のBURTONの3Dホールパターンにも対応します。

25/26 SALOMON / DISTRICT (サロモン / ディストリクト)
最大の特徴はシャドウフィットと言われる柔らかいかかと部分。
そのお陰で固定感が少なくてかなり足を動かしやすいです。
ストラップも上質で使い心地はかなり良いのでオススメ!
そもそもサロモンにグラトリのイメージがないのでグラトリで使っている人は少なめです。
被りたくないって人にも良いですな。

25/26 UNION / STRATA (ユニオン / ストラータ)
最大の特徴は、ボードと接する部分が柔らかいので全方向に足を動かしやすい事。
ストラップも柔軟で固定感が少なくグラトリに最適!
よく比較される同じUNIONのULTRAとは5,500円の差額…
硬さは同じくらいですが、ULTRAの方が衝撃吸収性や使い心地が良くて「高級感」があります。
STRATAも性能は問題ないので価格、デザインで気に入った方で良いと思います。

25/26 SLY / α (スライ / アルファ)
25/26新登場ブランド!
カーボンディスクを使用しているので反応の早さは抜群。
FLUXベースだが、グラトリ向けモデルでは珍しくフォワードリーンアジャスターがあります。
少し硬めのボードと合わせたりグラトリでも高さが出したい人やラントリもしたい人にオススメ!

まとめ
お気に入りのバインディングは見つかりそうですか?
この記事では、グラトリ向けバインディングの選び方として、
- 柔らかめ〜中柔らかめのフレックス
- 足の動きをサポートするハイバックの形状
- 快適な操作を実現するストラップのフィット感
- 着地の衝撃を吸収するクッション性
- 操作性と安定性を両立する軽さと反応性のバランス
といった5つのポイントを解説しました。
「UNION ULTRA」や「FLUX DS」などは、初心者から中級者まで扱いやすく、グラトリの上達に直結するモデルです。
一方で、「BURTON GENESIS」や「SLY α」は、高反発や高級感を求める上級者にもおすすめできます。
自分の滑り方や板との相性を考えて、最高の1足を選んでみてください。
グラトリ用ビンディングは、単なる“道具”ではなく、あなたのスタイルを引き出す相棒です。
ぜひこの記事を参考に、理想のバインディングでグラトリを楽しみましょう!