

そんな悩みを感じたこと、ありませんか?
グラトリ(グラウンドトリック)は、スノーボードの中でも特にスタイルと個性が光るジャンル。
派手なスピンや華麗なステップ、しなやかなバター系トリックまで、その奥深さと自由度の高さから、今や初心者から上級者まで幅広く人気を集めています。
でも、上達のスピードを左右する大きな要素があることをご存じですか?
それが「グラトリボードの選び方」です。
この記事では、グラトリに特化したボードの特徴を徹底解説しながら、
✔ 初心者でも扱いやすい柔らかめのモデル
✔ グラトリだけじゃなくてターンも楽しめるモデル
など、目的別・スタイル別に最強のおすすめブランドとモデルを厳選してご紹介します。
思うようにグラトリが上達しない理由は、実は「板選び」かもしれません。
今よりもっと早く上達したり、もっとグラトリを楽しめるように、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
・グラトリボードの選び方がわかる様になる
・トリックによってオススメの形状がわかる
・オススメのグラトリボードが11本わかる
グラトリボードの条件
①形状
グラトリ向けのボードは様々な形状があります。
人気があるのは、ダブルキャンバーとハイブリッドキャンバーの2種類です。
ダブルキャンバー

メリット
最初から曲がっているので、片足に乗るだけで反対が浮いてくれます。(プレスが簡単)
プレス主体の乗り系を目指す方やグラトリ初級者にオススメ。
デメリット
安定感と反発が落ちます。スピードを出したりアイスバーンが苦手。
ハイブリッドキャンバー

メリット
安定感と反発があります。
グラトリでも高さを出したりターン(ラントリ)も楽しみたい方にオススメ。
デメリット
ダブルキャンバーに比べるとボードを曲げるのが難しくなります。
引っ掛かりが出るので操作ミスすると逆エッジになる可能性が上がります。
その他の形状




他にも様々な形状でグラトリ向けのボードが各社から発売されています。
かなり少数なので今回は解説しません。
気になる方はこちらの記事を参考にして下さい。
②硬さ

グラトリには、柔らかくて曲げやすいボードがオススメです。
グラトリ上級者で高さを出したい方は硬めで選ぶ場合もありますが、難易度がかなり上がります。
トーション(ねじれ)も大事!と言いますがフレックス(硬さ)トーション(ねじれ)はおおよそ比例します。
硬さだけを意識しましょう。

かなりこだわる人は、ボードの中身の素材やグラスファイバー、カーボンの入り方をしっかり見ておこう。
それで硬さの対してのトーションバランスもある程度は把握できる!
③長さ

ダブルキャンバーは基準通りで選んで、ハイブリッドは基準からマイナス2cm位がオススメです。
ダブルキャンバーは、小回りの良さや回しやすさを持っているので必要以上に短く乗る必要はありません。
ハイブリッドは、安定感をもっているので少し短めに乗っても大丈夫です。
④ツインチップ

グラトリには、前後対象のツインチップが良いです。
スピンした時にバランスが良くなります。
グラトリでは左右どちらも滑るので利き足と反対で滑る「スイッチ」も練習しておきましょう。
2025/2026 おすすめのグラトリボード
ハイブリッドキャンバー
YONEX / ACHSE(ヨネックス / アクセ)
先端部分が大きくなっているので端に乗っても安定感がある。
軽量構造になっているのでスピン性能も抜群に良い。
グラトリ主体でカービングやラントリしたい人にオススメなモデル!

レディースサイズもあるユニセックスモデルだが、レディース専用設計のDECLIC(デクリック)もある。

MOSS SNOWBOARDS / BLACK(モス スノーボード / ブラック)
グラトリ、ラントリボードの中では軽量性、反発も最高峰レベル。
初級者でも扱いやすいレベルを問わない優しいボード。
価格は高くても高性能ボードを探している人にオススメ!

SPREAD / AX-F(スプレッド / エーエックスエフ)
コンベックス(船底状)の滑走面がミスを軽減してくれる。
グラトリだけじゃなくてターン性能もあるからラントリ好きにもオススメ。

RICE28 / RT6(ライス28 / アールティーシックス)
日本のオガサカ工場で作られている高性能ボード。
ボードのねじれを使いやすくてトリック習得が早くなる。
グラトリ中心に色んなジャンルを楽しみたい人にオススメ!

011ARTISTIC / BALANCE FLY(ゼロワンワンアーティステック / バランスフライ)
少し細めで素早い動きが可能。
153cmのみオレンジソールで発売。
足が小さめの人や細かい動きでボードを動かしたい人にオススメ!

ダブルキャンバー
leverage / GT2(レバレッジ / ジーティーツー)
24/25シーズンからの新ブランドで今年が2年目。
柔軟性、プレート配置、アウトラインの全てがグラトリ専用設計になってるから当然グラトリがやりやすい。
他のジャンルができないわけじゃないけど、とにかくグラトリ重視な人にオススメ!

GNU / MONEY(グヌー / マネー)
ダブルキャンバーの弱点であるエッジグリップをテクノロジーでカバーしている。
グラトリではあまり使っている人がいないので被りたくない人に良い。
アメリカブランド乗りたい人にオススメ!

FNTC / SSS(エフエヌティーシー / トリプルエス)
25/26新登場モデル。
グラトリに完全特化している。
なにがなんでもグラトリ上達したい人にオススメ!

GT snowboards / BUFF (ジーティースノーボード / バフ)
ダブルキャンバーで船底状のソールでグラトリが超楽になる。
グラトリ専用ブランドの扱いやすいダブルキャンバーモデル!

CROOJA / WORM(クロージャ / ワーム)
とにかくグラトリ重視のボード。
かなり柔らかめなので楽にボードを曲げたい人や脚力に自信のない人にもオススメ。

その他の形状
DEATHLABEL / DEATH MACHINE(デスレーベル / デスマシン)
超軽くてグラトリでのスピンや扱いがかなり楽。
ターンも安定する欲張り構造。
軽さ重視でグラトリもラントリも楽しみたい人にオススメ!

まとめ
この記事では、初心者から上級者まで使えるグラトリ向けボードの選び方と、2025/2026シーズンにおすすめのモデルを厳選してご紹介しました。
ダブルキャンバー・ハイブリッドキャンバーなどボード形状の違い、柔らかさ(フレックス)や長さのポイントを理解すれば、グラトリが格段にやりやすくなります。
「なかなかグラトリが上達しない…」と感じている方は、もしかするとその原因はスノーボードの板選びにあるかもしれません。
自分の滑りのスタイルに合った1本を選ぶことで、トリックの精度や自由度、上達スピードが一気にアップします。
今シーズンこそ、自分にぴったりな相棒(ボード)を見つけて、ワンランク上のグラトリライフを楽しみましょう!