スノーボードの値段で何が変わるか知っていますか?
価格によって滑りに関する重要な事が変わります。
・スノーボードの安いモデルと高いモデルの違いがわからない
・ソール(滑走面)について全くわからない
・スノーボード選ぶ時の基準がわからない
この記事を読む事でスノーボードの価格の違いを理解する事が出来ます。
ソールの素材や中身の違いを理解する事が出来てボード選びに役立ちます。
目次
ソール素材(滑走面)
スノーボードのソール素材は大きく分けて2種類になります。
Sintered Base (シンタード)
硬くて耐久性や滑走性が良い素材。
上級者や長く使いたい人はシンタードソールのモデルを使うと良いです。
デメリット・シンタードソール採用モデルは価格が高い。
・ホットワックスをしないと性能が出にくい。
Extruded Base (エクストルーデッドベース)
価格が抑えめでメンテナンスが簡単な素材。
エクストルードとも言われます。
価格が抑えめなボードは、ほとんどエクストルードが使用されています。
デメリット・シンタードに比べると柔らかくて傷が入りやすく、毛羽立ちが起こりやすい。(画像の状態)
・滑走性能があまり良くないので緩い斜面で止まる可能性がある。
ソールの素材は車のエンジンの様なもの
ソール素材は車のエンジンに似ています。
性能が良いと馬力があるので速度に余裕が出ます。
回ったりして遊ぶ「グラトリ」をする人もボードが加速してくれるとスピンにキレが出たり少ない距離の助走でトリックが出来たりします。
カービングでは速度が出ないとターンの気持ち良さが半減するのでかなり重要です。
ソール素材は後から交換する事は出来ないのでよく考えて選びましょう。
「ワックスで補うから大丈夫」と言う人もいますがソール素材で8割くらいは滑走性は決まると思います。
ソールの素材は、メーカーによって言い方が変わるのでかなり判断が難しくなります。
分からない場合はお店の人やメーカーに聞いてみましょう。
滑走性ってワックスである程度の差は出るけど素材で大きく変わるから予算あるなら絶対にシンタードソールがオススメ!
ボードの中身
ボードの中身は色んな素材で構成されています。
価格が抑えめなモデルは特に凝った構造にはなっていません。
高価なモデルは木材も上質なものを使用していますが、様々な素材をプラスして滑りやすくしたりや耐久性を上げています。
様々な芯材
スノーボードの芯材は木材で作られているものがほとんどです。(YONEXなどは例外ですが)
木材にも種類が多く存在していますが、主に使われているものは、ポプラ、ブナ、アスペンなどがあります。
木材によって硬さや重さに違いが出るので重要になります。
しかしどんな木材が使われているかまで深く考えるよりも「軽さ」「硬さ」で考える方が自然です。
なので「こんな素材があるのか」くらいで見ると良いです。
様々なボードの素材
実例としてRIDE SNOWBOARDのDEEP FAKEの中身 (2023-2024)を紹介します。
METAL・・・エッジ際に重量のあるメタルを入れてターン時にエッジを抜けにくくしています。
CARBON・・・通常カーボンは「反発強化」に使われますが、斜めに入れる事でエッジに力が伝わりやすくなります。
PLATE・・・足元にプレートを入れてボードの折れる確率を軽減します。
DEEP FAKEは耐久性に優れていてカービングでの安定感と俊敏さを両立させたモデルです。
中身からわかる事は「スピードを出してキビキビと気持ちよく滑りたい!長く愛用したい!」
そんな人の為に作られたボードと伝わってきます。
まとめ
・スノーボードの価格はソール(滑走面)の素材と中身の素材でほとんど決まる
・シンタードは価格高くなるが滑走性、耐久性が高い
・エクストリュードは価格抑えめだが滑走性、耐久性が落ちる
・高いモデルには滑りやすくする為に様々な素材が使われている